10 元服の儀式 (1859年のとき)(門外不出の記録)
 
 今なら男女子が満20歳になると、成人式を行って、この日から堂々と世の中に、第一歩を歩み出し、社会人として、一層責任を負う、輝かしい首途の日である。
 昔は、武士の子弟が満15才になると、元服という儀式があって、今まで前髪姿であったのを、剪り落して、元取りに結い上げ、大人の仲間入が許される。この式を「元服の式」という。
 ここに旧士族富井さん所持の本に、このことを委しく書いてあるので「元服」の儀式とは、どんなことをしていたか参考に原文そのままを借りると、次の通りである。


 このページは原文と同じように縦書きで表しました.
 
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