震源分布図作成ソフト
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2020/10/25より
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気象庁の震源リストは、これまでにもいろいろと更新されてきましたが、1919年以降の震源リストが公開されるようになりました。現在2018年までのものをダウンロードすることができます。
(メモ帳などで開くことができます)
これは1919年以降の年次に応じて期間、年間、月間の地震の震源要素を記述したテキストファイルですが、これを地震検索システムEQLISTと同じバイナリ形式の震源データファイルJMAEqlist.binに変換することによって、従来のKenMap8eq35で震源分布図を描けるようにしました。それにともなって、ソフト名を新しく震源分布図作成ソフトEQListMapと改めました。
気象庁の震源リストJMAEQList.binは、1919年~2018年に日本周辺で発生したマグニチュード−1以上の地震約375万個の震源要素を表した約176MBのバイナリファイルです。
従前のEQListの震源リストEQList.csvは416年~2023年2月28日までのマグニチュード4以上の地震約6万8千個の震源要素を表したテキストファイルです。
この二つの震源要素リストを選択してマグニチュード範囲や期間を設定して検索し震源分布図を描くことができます。特に、気象庁の震源リストでは、マグニチュード(-1)以上の極小地震の震源分布図を描くことができます。
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EQListMap.zipのダウンロード → 
(Eqlist震源データ2023/02/28まで)
44.2MBの圧縮ファイルです。解凍してご利用ください。 |
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EQListMap.zipを解凍して作成されたEQListMapフォルダの中のEQListMap.exeが実行ファイルです。これを実行すると起動画面は下のようになります。 |
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EQListMapの起動画面
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震源分布図を描くには、まず、地図範囲を設定します。「県指定」ボタンで地方あるいは県を選択して地図を描きます。北海道と東北地方を描いて、地図範囲を西に移動して「気象庁」ボタンを押すと下図が得られます。マグニチュードは4以上に設定されていますから、「Eqlist」ボタンを押したときとほぼ同様の宣言分布図が得られます。 |
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気象庁震源リストの震源分布図(マグニチュード4以上)
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マグニチュード範囲を(1<=M<2)に設定すると地図範囲内に約92万個地震があり、そのうちの10万個がリストアップされます。
震源分布図には全ての震源が表示されます。 |
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地図範囲内のマグニチュード(1<=M<2)の地震検索結果
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マグニチュード(1<=M<2)の震源分布図
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地図範囲内でマグニチュード「指定なし」、「検索開始日 2011/03/11」、「検索終了日 2012/03/10」とし、2011年3月10日の宮城県東方沖地震(マグニチュード9.0)の地震発生後1年間の地震を検索すると220万個の地震があり、そのうちの10万個をリストアップしています。 |
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宮城県東方沖地震(マグニチュード9.0)の地震発生後1年間の地震リスト
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宮城県東方沖地震(マグニチュード9.0)の地震発生後1年間の地震震源分布(マグニチュード1以上)
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最大加速度分布図 |
EqlistMapは、K-NET、KiK-netの観測データをもとに最大加速度分布図を描くことができます。
下図は2022年6月19日15:08の石川県能登地方の地震(最大震度6弱)の最大加速度分布図です。 |
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防災科学技術研究所 強震観測網 (K-NET/KiK-net)からダウンロードした最大加速度リストを震源分布図作成ソフトEQListMapを用いて最大加速度分布図を描くためのデータファイルに変換します。
(1)強震観測網のホームページで観測地震を選択し、「最大加速リスト」を表示します。
(2)表示された全テキストをクリップボードにコピーします。(Ctrl+A、Ctrl+C)
(3)メモ帳などのテキストエディタを開き、クリップボード内容を貼り付けます。(Crtl+V)
(4)拡張子をtxtとして保存します。
(5)最大加速度下限値(既定値は1ガル)、観測点最大数(既定値は1000点)を設定し、「保存」 ボタンを押して拡張子txtを持つファイルとして保存します。
EqlistMapで加速度分布図作成範囲の地図を描き、
「KiK」で「KiK-net加速度分布」を開いて「読込」から、上のデータファイルを開きます。「分布図」を押せば、最大加速度分布図を描きます。 |
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