ちらし寿司多度津町立資料館分館

最終更新 2009/08/12
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館無料

NEW四国新聞記事掲載(8月11日)NEW

すいとん試食会: 8月15日(土),16日(日),29日(土),30日(日)
各日9時から,30食限定 
NHK制作ビデオ 随時上映

 町立資料館の夏期恒例企画展「戦争資料展」. 2009年は「代用品の時代」をテーマにして,先の太平洋戦争を振り返っています.
 戦争が激化するにつれ,日用品,食料品,何もかもが不足し,国民は窮乏生活を余儀なくされましたが,なけりゃ代わりのものでと,いろいろな代用品が作られました.奇抜なアイディアで感心させられます.面白いですが,少し哀しい.こういうことが二度と起こらないようにしたいものです.


代用品のいろいろ

代用しゃもじ(貝製)


代用しゃもじ(木製)
山姥が鍋からすくっていたやつですな

代用スプーン


代用ボタン 国民学校用(右:陶製,中:木製)    
海軍下士官用 (左:木製)

代用湯たんぽ


紙製ヘルメット
紙では役には立たんでしょう

貝殻の代用鍋
お花見弁当でお皿として使ったことを思い出します

代用茶釜(陶製)

代用羽釜(陶製)

手押しポンプ
 これは,傑作ですね.鉄がなくなると,こんなものまで作ってしまうとは凄いものです.しかし,手押し部分や中の弁などはどうしたのでしょうね.
井戸用手押しポンプ本体

民間人用の防毒マスク

銃剣(上段)、竹やり(下段)

銃剣術の訓練

戦争中の暮らし

愛国婦人会のマネキン

防空ずきん

カルメラ作りに使った柄杓

即席うどんの他、いろいろな代用食品を作る便利なもの

防空カバーと灯火管制電球

豆炭や木炭に混ぜて使うと少量の炭で、火力が長持ち

昭和18年玉藻公園における供出銅像の除魂式(当時の写真)
県下全域から集められた銅像が除魂され銃弾に生まれ変わった
     
 ところで,上の写真に出てくる月照上人とか信海上人とはどういう人でしょう.月照上人というのは,西郷隆盛と一緒に錦江湾に入水したお坊さんで,昨年の大河ドラマ「篤姫」にもでてきました.
 この月照上人は善通寺の人なんですねえ.初めて知りました.信海上人はその弟で,兄弟ともに善通寺の牛額寺で仏門に入り,後に京都に出て,幕末勤王派の僧侶として活躍しました.
悲劇の兄と同じように,信海上人は,京都で捕らえられ江戸送りとなり,39歳で獄死しました.
 昭和3年に維新の志士として両人の銅像が建立されましたが,金属回収で供出されました.昭和53年には元の台座の上に石像が復元されています.
 

貴金属回収のため、飾りの部分(銀)を供出した優勝カップの残り
極東オリンピックの遊佐正憲選手は当町出身

学童疎開


戦争の記憶

鉄カブト、水筒、飯盒

飛行眼鏡、モールス通信機、防虫手袋

軍人勅諭写 軍隊手帳

水筒、飯盒             
            手袋 背のう
入隊の際、贈られた寄せ書き等

将校用帽子


これまでの戦争資料展


四国新聞 (8月11日)

駐車場はこちらです
ちらし寿司多度津町立資料館分館


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