| 引き札または引札は、江戸から明治・大正にかけて、商店や問屋、仲買人などが宣伝のために作った広告チラシです。鮮やかな絵とともに、商店名あるいは会社名、商店主名、屋号、商品名などが書かれています。多くは、名入れ引き札と呼ばれ、恵比寿、大黒、富士、花鳥風月、宝船などの縁起物やめでたい図柄が用意されていて、余白部分に取り扱い商品や商店名などが印刷されています。 このほど、多度津文化財保護協会会報（協会創立60周年記念誌）に同町在住の岡部富雄氏が「多度津の引き札について」と題してまとめられましたので、その一部をご紹介します。解説は、同書を参考にしたものです。 なお、今秋には、資料館所蔵のものを中心に引き札展を予定しておりますので、ご期待ください。 |
掲載した引き札は、多度津町立資料館所蔵のものであり、撮影は同町在住武田寿氏によるものです。無断転載を堅く禁じます。 |
