2 功労者 景山甚右衛門氏 (多度津)
 
明治22年2月に、現在の四国鉄道(国鉄)の前身ともいうべき鉄道・私鉄讃岐鉄道を創立して、四國で初めて、多度津を起点として、琴平・丸亀・後に高松までを汽車を走らせた。
 また同24年には、多度津銀行を町内で初めて創立、越えて、同31年には西讃電燈(後に四国水力電気KK・現在の四国電力KK)を創立するなど、常に公益事業に力を入れた。
 一方、また国政にも参與し、衆議院議員に4選したこともあり、数々の功績に対し元、四水本社(現在多度津電報局のところにあった)前に、氏の生存中に等身大の銅像が建立された。
(註・戰時中、金属強制回収で供出する)
 その後、元社地へ昭和43年10月25日、四水発祥地碑と並んで立派な胸像が建立された。
なお香川県では、氏の功績を稱え、昭和36年11月、善通寺市にある香川県護国神社内にある、先賢堂に祭神として、菅原道真公や、弘法大師や、本県の先賢者と共に祀られてある。
 なお、氏を新祭神に推挙する事由、事歴の文案は、私が58才の時、筆を起こしたことを、恥らいつつも附記しておく。
 

景山甚右衛門

 
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