5 銃後の護り、恤兵、慰問
 
 いつの戰いにも、第一線部隊の将兵が如何に活躍されても、この原動力となる武器、食料は勿論、後に残った妻子、年老いた人々などにも、生産増強、恤兵、その他、慰問、遺族達のこと等、種々な方面に並大抵なものでない。
 この日露戰争の傷病兵について、当時多度津の町では、上陸した傷病兵の數は3万人以上と言われ、上陸回数も500回以上で、この上陸地にはテントを張って、休憩所を設け、婦人団体や、役場総出で、接待や、歩行に附添ったり、家族を探してあげたり、また歩行困難の兵士隊に学校の先生が青竹の杖を用意していて差上げ大変嬉しがられたという。

 えらく難しい言葉が出てきました.
 恤兵(じゅっぺい):出征兵士の苦労をねぎらって物品をおくること



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