はじめに

(拡大) (拡大)

 在郷風土記は,父の自筆によるものである.昭和45年3月に本書を書き上げた父は,「はじめに」の書き出しで自分のことを67歳の老爺であるといっているが,本書を執筆しているのが,胃切除のために入院した時期と重なったりして,少し気弱になっていたのかもしれない.それにしても,子供や孫たちに何か残しておきたいという父の強い意志があったことは確かで,これから7年後の昭和52年8月16日,73歳でもってなくなった.

(爺の文字が父の下に耳だけとなっている.本文中すべてそうなっているので,これは父の思いこみによる誤りと思われる)


ちらし寿司多度津町立資料館在郷風土記もくじ次へ
inserted by FC2 system