31 牢屋屋敷と牢屋道 (蛭子町と堀江境辺) |
多度津お殿さんの時代に、今の蛭子町の東はずれで、堀江八幡さん境内の西詰に昔は罪人を入れておく牢屋があったという。 今でもこの辺の土地を、牢屋屋敷(ろうややしき)と言い、この牢屋へ行く道を牢屋道(ろうやみち)と僅かな人であるが言っている。 牢屋の家は今は無いが、牢屋道は残っている。幅一米位いで、家中、天神さんの東を通って、現在では、鉄道踏切りを越して、蛭子町に入り部落の南を通って、ここから急に細くなって、一寸今でも淋しいような暗い気持がする道である。 この小徑を極く少数の人々は、今に牢屋道(ろうやみち)と呼んでいる。 |
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