26 白方の嶽下 (多度津・白方境)
 

 多度津山の北に延びたその端は、昔はこの山裾が海中に出張って、絶壁のようで、潮の干いた時、それも上天気の時に限っては、この山裾を走って通れたといわれていたが、満潮や、荒波のときは通れない。普通は今、県道のカーブ(西浜町の西)にある石地藏さんの横から山越えして、隣りの白方や、詫間の方へ行き来、していた。一つの難所でもあった。
 今は、この山裾を切り開いて、県道が通じ、立派な、舗装工事が施されているが、切り開いた山肌は見上げるように高く、今にも落ちて来そうである。


  
崖下

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