21 十四橋(とよつばし) (多度津町東白方) |
正しくは ”そよつばし” 真言宗海岸時本坊の東を流れる巾広い大きい川を弘田川という。現在は県道の丸亀・豊浜線が通し、この川に立派な海岸寺橋(コンクリト作)が完成している。 ここでいう、十四橋(とよつばし)は、現在の海岸寺橋より、六七十米上の方に架っている石橋である。 昔、弘法大師がまだ幼い時、この海岸寺で勉強していた。そして毎月十四日には、必らずこの石橋を渡って、佛母院のそばにお住まいの母君を訪れたりまた熊手八幡さんへお詣りしたので、毎月十四日に必らず通られることから後にこの石橋を十四日橋と云うようになったと伝えられている。 なおこの橋の根元に今も残っている、昔同村の儒学者三谷景ィ先生の誌した碑文が建っている。 この当時の石橋としては有名なものであったと言われている。 十四橋は「金比羅参詣名所図會」にも紹介されており,その碑文は次のようなものです. 「経之営之爰為石杠石杠維貞 不驀不崩萬億斯年永福大邦 寛政五年癸丑初冬」 |
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