最終更新 2010/01/20
K-NET/KiK-net観測波形解析WAVEANA データ変換 ToWAVEANA Ver2 バージョンアップ WAVEANAは,防災科学技術研究所の地震観測網K-NET/KiK-netの観測波形の表示と地震応答スペクトラムを解析することができます.これを,一般の地震観測波形に対応させるために,任意の時系列観測波形データをK-NET/KiK-net観測データのファイル形式に変換して,WAVEANAで解析できるようにしました. Ver. 2.0では,スペクトル解析ソフトSPCANAで読み込むことのできるCSVファイルに変換することができます. また,(株)共和電業製データ解析ソフトDAS-100Aの逆変換機能を使用して,同ソフトで読み込むことのできるKS2ファイル形式のデータファイルを作成するためのCSV変換ファイルを作成することができます. |
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ダウンロードはこちらから | ||
変換できるデータファイルの形式 |
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DAS-100A変換の場合 DAS-100Aを起動し,「ユーティリティ」-「ファイル逆変換」で変換ファイルを読み込みKS2ファイルとして保存します.改めて,保存されたKS2ファイルをDAS-100で読み込んで解析を行います. |
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使用例 | ||
(財)日本建築センターでは耐震計算用の地震波形として,模擬地震波やElCentro地震,Taft地震など,過去の代表的な地震波形データを公開しています.公開波形データファイルはEXCELのデータファイルですから,これを一旦コンマ区切り(CSV)データファイルとして保存し,ToWAVEANAで変換します.これをWAVEANAで読み込んで,波形と地震応答スペクトラムを表示すると次のようになります. | ||
BCJ-L1 | ||
BCJ-L1 加速度波形 |
BCJ-L1 地震応答スペクトラム (減衰比は上から0,1,2,5,10%)
BCJ-L2 |
BCJ-L2 加速度波形 |
BCJ-L2 地震応答スペクトラム (減衰比は上から0,1,2,5,10%)
El Centro地震(1994年研究助成版)は一つのEXCELデータファイルの中に,3成分のデータが一つのシートごとに収録されています.これを各シート(成分)ごとに一旦CSVファイルで保存し,ToWAVEANAで成分ごとに変換します.WAVEANAは,これら3成分のファイルを同時に読み込んで解析します.. |
El Centro地震(1940) 加速度波形 |
El Centro地震(1940) NS,EW,UD各成分の速度応答スペクトラム (減衰比は上から0,1,2,5,10%)
お断り |
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