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K-NET/KiK-net最大加速度リスト KNETAcc

最終更新 2015/06/07
 KNETAccは、防災科学技術研究所(防災技研)の強震観測網K-NET/KiK-netのデータダウンロードサイトから、選択した地震の強震記録一覧で表示される各観測点情報と(3次元)最大加速度データをテキストファイルに保存したファイルから、震源表示版白地図ソフトKenMap8eqで最大加速度分布図を描くためのデータファイルを作成するためのソフトです。
 KenMap8eqについてはこちらをご覧ください。

1 概要
 防災科学技術研究所は、地震観測網K-NET/KiK-netで観測された各観測点における最大加速度、震度、震源距離などのデータを、強震記録一覧という形でホームページ上で公開しています。
 K-NET/KiK-net最大加速度リストKNETAccは、この強震記録のページをテキストファイルとして保存したファイルを読み込んで、震源表示が可能な白地図作成ソフトKenMap8eqを用いて最大加速度分布図を描くためのデータファイルを作成します。
 また、強震記録一覧をCSV形式のファイルとして出力することもできるので、強震記録の解析が可能となります。

2 強震記録一覧のテキストファイル作成
 以下の手順で、強震記録一覧のテキストファイルを作成します。
(1)防災科学技術研究所の強震観測網のページにアクセスします。このページにアクセスするには事前登録が必要です。


(2)「ダウンロード」タブをクリックして「地震選択&ダウンロード」のページにジャンプし、「地震一覧」の中から該当する地震を選択します。「強震記録一覧」に観測された最大加速度順に観測点の情報がリストアップされます。


(3)Ctrl+Aでページに表示されたすべてのテキストを選択し、Ctrl+Cでクリップボードにコピーします。
(4)ノートパッドなどのテキストエディタを起動し、Ctrl+Vでクリップボードにコピーされたテキストをペーストします。
(5)拡張子をtxtとする名前を付けてテキストファイルとして保存します。

3 最大加速度リストファイルの作成
(1)KNETAccを起動します。
(2)「読み込み」ボタンを押して最大加速度リストファイルを読み込みます。
(3)この最大加速度リストには地震諸元は記入されていません、地震諸元をそれぞれの欄に記入します。
(4)ファイル書き出しで、「加速度分布図作成用」にチェックを入れ、出力点数を設定し、「書き出し」ボタンを押して、名前をつけてファイルに保存します。


(5)作成された最大加速度リストのテキストファイルは下のようになります。


4 加速度分布図の作成
(1)KenMap8eqを起動し、該当する範囲の地図を描きます。
(2)「KiK」ボタンを押して「KiK-net加速度分布」ウインドウを開き、「読込」ボタンで最大加速度リストファイルを読み込みます。
(3)「分布図」ボタンを押すと、グラデーション表示した最大加速度分布図を描きます。

5 使用例
 KenMap8eqを使用して、下図のような最大加速度分布図を描くことができます。(これは、2015年5月30日の小笠原諸島西方沖の地震ですから、震源の位置は地図の表示範囲外となっています。)


        最大加速度の大きさを円の大きさで表した加速度分布図


            最大加速度に対する対数によるグラデーション表示

6その他の情報
 強震記録一覧には、最大加速度の他に計測震度と観測点からの震源距離が表示されます。「ファイル書き出し」の「用途」で「汎用(すべての項目)」を選択して「書き出し」ボタンを押すと、強震記録一覧の表示項目をカンマで区切ったテキストファイル(CSV形式)で保存することができます。これをEXCELなどの表計算ソフトで開いて、震源距離に応じた解析が可能になります。

KNETAcc Ver1.0 のダウンロード→





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